![00144 歩道は2つもいりません!](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00144)
とある駅前の道路で見つけました歩道が二重になっているのです。歩道を歩いていると、突然歩道が2に分かれました。広くなったのではないのです。行き来できないように柵で区切られています。行先が違うのかと、その先を見るのですが、60m程で合流していました。 そもそも、歩道って何でしょうか。車両と人が別々の空間を通行することで、交通事故の防止に役立っているのでしょう。 これを、ファンクショナル・アプローチで表現すると、車両と人の《空間を分ける》機能によって《接触機会を減らす》効果があります。うっかり空間を侵略しないよう《境界を明らかにする》目的があるのでしょう。その結果、《歩行の安全性を高める》狙いを果たしています。 では、何のために2重になっているのでしょうか。車道と右側の歩道に挟まれた真ん中の歩道は、一端入り込んでしまうと、60mもの間、両サイドの柵に挟まれどこにも逃げることができません。 つまり、真ん中の歩道は防犯上も交通事故回避からも、危険だというコトです。これでは、《歩行の安全性を高める》どころではなくなっています。本末転倒ですね。 良く見ると、真ん中の歩道は後から車道の一部を使って作られています。そして、上を見て納得しました。どうやら、右側の歩道は建築敷地内に設けられていた様です。立て直しか何かの予定があり、歩道がなくなるといけないので急きょ追加されたのでしょう。 でも、随分とこの状態が続いているようですが、計画がなくなったのでしょうか。その間ずっと、歩行者は危険なのですが。。。
|