![00134 これは「カバン」です!](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00134)
「出前の帰りですか」と聞いたら「カバンです」と返ってきました。おもむろに空けたふたの向こうには、財布と名刺が入っていました。まぎれもないカバンです。 そもそも、カバンってなんでしょうか。所持品が入れられて、持ち運びができる道具というのでしょうか。形状とか材質とか、なんでもいいのでしょうか。よくあるカバンには、書類を入れるところ、財布などを入れるポケット、出し入れするチャック、手で持つ時の取っ手、肩にかけるベルトなどがあります。ソフトなモノからハードなものまでいろいろです。 ファンクションで考えると、カバンは、《所持品を収める》コトと《運搬を容易にする》コトとが基本となります。それに加えて、《収納を分ける》役割があると《取り出し時間を縮める》効用が生まれます。そして《収納物の損傷を減らす》機能により、《安心感を与える》狙いも生まれます。 というコトは、この「出前箱(おかもち)」をカバンとして用いても全く問題ありません。しかも、書類か食べ物かが違うだけで、ファンクションも同じなのです。 唯一、違うところは《占有幅を減らす》コトができません。満員電車ではちょっと迷惑ですね。でも、キャリーバックと考えれば、それも不思議ではないです。 やはり、これはカバンです。先入観、固定観念でモノゴトを見てはいけないということですね。何より、この方の職業は塩ラーメン屋のオーナーです。《個性を伝える》ための完ぺきな道具でもあるわけですね。参りました。
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