![00110 背もたれの役割](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00110)
食事をしようと入ったお店で見つけました。椅子の背もたれのところに、刀の刃のような、飛行機の翼のようなモノが付いていました。とはいえ、刃のような鋭利なものではありませんでした。 この翼のようなモノの役割は、直ぐに判りました。ハンガーになっているのです。普通の椅子なら、背もたれに掛けるコトが多いです。そうすると、背もたれにもたれかかると型が崩れたりしてしまうのですよね。それにしわになったり、落として汚れたりしますね。 つまり、ファンクションで言えば、《衣服を掛ける》役割があるということです。もっと言えば、衣服の《型崩れを減らす》効用もあります。よく見ると、背もたれの《高さを高くする》コトで、床との《距離を広げる》目的もあるようです。衣服の《汚れを減らす》狙いもあります。 高級なお店であれば、衣服を預かってくれますが、大衆的なお店では、脱いだ衣服を粗末に扱うことになります。その点、このお店は自分たちの《手間を減らす》《衣服掛けスペースを無くす》と同時に、客の《衣服を大切にする》想いが伝わり、店の《印象を良くする》結果を生み出しています。 お店の選択も素敵だし、デザイナーも素敵です。カバンもかけることもできるかも。もしかしたら、背もたれの角が丸くなっている椅子は、衣服に合せたカーブになっているのかもしれませんね。いろいろ思考が広がりました。
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