このりんごジュースは、2008年4月から6月にかけて、青森で発生した霜やひょうなどの例年にない天候により、被害をうけたことによりうまれた商品です。

そもそもりんごジュースは、そのまま売る目的ではなく、ジュース用に栽培されたり、傷ついて出荷できないものをジュースに回したりもします。だから、わざわざ断り書きをしなくてもいいものです。

でも、この断り書きを書くことで、《正直さを示す》効用があり、青森のリンゴの《良さを伝える》コトや《被害の大きさを知らせる》狙いがあります。ブランド力がそのままジュースに活かされているのですね。《美味しさを想像させる》役割もありますね。そして、《同情心をくすぐる》狙いもあるかもしれません。

普通は、断り書きを小さく読まれないように書きますが、これは正々堂々と、逆に大きくすることで、《正直さを伝える》コトができています。だから、《嫌味をなくす》コトができ、《押し付け感を減らす》コトもできているのですね。

応援したくなりました。どうせ買うなら、このジュースを買おうと思いますね。これも、コピーと言えばコピーなのですが、それでもいいと思うくらい素晴らしいコピーだと思いました。<ｐ>