![00083 車道でも歩道でもない微妙な空間](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00083)
東北に言った時に街中で見かけました。雪国の人にとっては、不思議ではないかもしれませんが、京都で生まれ育った私には、新鮮でした。車道と歩道との間になんとも言えない空間があったのです。 排水口の位置からすると、どうやらこの部分は、歩道が広がったものと考えるのが普通でしょう。しかし、広がったのは幅だけで、屋根が広がっていません。そして、普通駅前のアーケードのある通りなら、歩道と車道との間には、柵が設置されていますが、それがありません。いろいろと見ていると、どうやら、自転車が通るスペースのようです。そんな案内がありました。自転車は、車両扱いなので、本来は車道を通るものですね。しかし、歩行者や自動車と分離するために、自転車専用道を設けていところもあります。この道路も、そのようです。 つまり、《自転車を通す》役割がついた道路なのでしょう。《車道との境界を明確にする》コトによって、自動車にとって《事故を減らす》コトに貢献し、歩行者にとって《安心感を得る》効用が生まれます。そして、《車道幅を減らす》コトで、《停車両を無くす》狙いもあるようです。バス停のところだけは、この自転車道は歩道内にシフトしていました。 そして、更に驚いたことは、冬に同じ場所を訪れた時です。なんと、この部分が堆雪帯(雪を一時的に寄せておくスペース)になっていたのです。なるほど! さすが雪国です。雪が多い時期は、自転車は通りません。一石二鳥です。このスペースは、《雪を置く》役割も兼ねていたということですね!
|