![00081 なで肩なペットボトル](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00081)
ペットボトルは、例外なく「なで肩」です。もはや、ペットボトルを知らない人はいません。ところで、ペットボトルの肩の部分は、何のために「なで肩」になっているのでしょうか。 デザイン上の理由でしょうか。製造上の理由でしょうか。理由もなく、なで肩にはしませんよね。そこで、斜めに傾けてみました。それが上の写真です。キャップを空けて、徐々に傾けて行き、中の水が溢れるか溢れないかのギリギリの状態で止めてみました。 すると、なんと肩の角度と水面が平行になったのです。つまり、《空気を通りやすくする》ことで、《内容物を出しやすくする》狙いがあったのですね。空気がゴボゴボすると、飲みにくいですよね。 こんな絶妙な角度で決まっているとは驚きです。あとちょっと「いかり肩」だとゴボゴボするし、さらに「なで肩」だと内容量が減ってしまいます。《内容物を飲みやすくする》役割と《内容量を増やす》役割を同時に満足させた結果、この角度なのですね。だから、水面と並行になったのですね。 今まで気にしませんでしたが、こうして実際に傾けてみるものですね。多少水が床にこぼれてしまいましたが、お陰でよく判りました。
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