![00053 電車の照明のカバー](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00053)
カバー無しとカバー有り。何のために?電車を利用していると、いろんなことに気がつきます。照明のカバーがある電車とない電車です。 しかし、カバーの清掃や取替えが十分でないと、黒ずんできたり、小さな虫が中に溜まったままになったりして、見た目が悪くなります。 じゃ、ない方がいいのでしょうか。 いえいえ、カバーにはもう一つ役割がありました。《破損を防ぐ》役割です。電車内で破裂すると、ガラスが飛び散りますよね。それを防いでいるのです。 つり革は、つかみ損ねた弾みで、上に跳ね上がることがあります。その時、蛍光灯にあたると危険です。だから、カバーがしてあるのですね。 では、写真左の電車は、《破損を防ぐ》役割がないのでしょうか。ありました。つり革の長さに注目です。このつり革は、どのように回転しても、蛍光灯に当たらない長さになっています。しかも、跳ね上がらないような金具も付いていました。考えてますね。 照明カバーにしても、つり革の長さにしても、《破損を防ぐ》役割は同じ。手段が異なるだけです。 電車を作る人は、いろんなことを考えているのですね。
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