![00051 あれ?キャップのなぞ](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00051)
写真は、ペットボトルのキャップをアップで取ったものです。よーく見てください。キャップのギザギザの筋が、1つだけ短いのです。 普段、こんなところを見ることもなく、使っていますよね。でも、明らかに何かの意図があるようです。大抵のペットボトルには、このようになっていました。さて、何のためでしょう。 そもそも、キャップのギザギザは《開け閉めを容易にする》ためにあるのだと思います。1本だけが短いのは、その機能のためではないようです。では、何だと思いますか。 ここで、一度お手元のペットボトルを眺めてみてください。 実は、答えを聞くと納得です。ヒントは、品質管理上の理由です。 ペットボトルの製造過程では、きちっとキャップが締められていないものがあります。それは、不良品として出荷してはならないものです。しかし、人がそれを一つ一つ確認していたのでは、人件費がかかってしまいます。そこで、機械的に識別するために、この短い1本があるのです。 製品の最終段階で、レーザーがこのキャップの短い筋がどこにあるかを計測します。そうすれば、しっかりと締められているか、そうでないかを判別することができるのです。 よく考えていますよね。実は、ボトル側にも識別のための印がしてあるものもあります。 ペットボトルをじっくりと眺めてみませんか。なお、人から怪訝そうに見られるかもしれませんが。
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