![00043 はさみの注意書き](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00043)
新しいはさみについていた台紙です。まったく、おかしなことが書いてあります。「思わぬ事故の危険がある」とか、「刃の部分は機能上尖っている」とか、解りきった当たり前のことが“注意”として書いてあります。 この注意書きの機能は、一体、何のため、誰のためにあるのでしょうか。 製造物責任法(PL法)ができてからというもの、他の商品にもこのような類の注意書きが見られます。つまり、消費者に《注意を促す》機能ですね。でも、どこまで書く必要があるのでしょうか。 刃が尖っていることを認識していない消費者がいるのでしょうか。なかなか思いにくいことです。 もし、消費者が怪我をしたときに、この記述がなかったら、PL法により、事故が起こったときは製造者の責任ということになる可能性があります。 この記述は、万が一PL法の適用になりそうなときに、《企業を守る》ためにあるのかもしれません。 もし、そうだとしたら、消費者のための注意書きではなく、企業のための注意書きですね。 そして、「この台紙は大切に保管して」ともあります。何のために、誰のために保管するのでしょうか。
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