![00036 回転式公衆トイレ](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00036)
写真は、駅の公衆トイレです。お分かりいただけるでしょうか。多目的トイレのドアです。 ご存知の通り、多目的トイレは車椅子利用者、小さな子供と一緒の利用者など、通常のトイレとは異なり、設備、広さ共に配慮されたトイレです。 そのため、求められるファンクションは、《広いスペースを作る》機能や《設備を収める》機能があります。しかし、限られた構内スペースを有効に使いたいときに困ります。《構内のスペースを確保する》機能も必要なのですよね。 この矛盾を解決したのが、この回転式公衆トイレです。 写真は、使用されていない状態です。ドアが、どれかわかりますか。へこんだ向うの壁に当たるのがドアです。そして、下の丸い円に沿って回転します。そうすると、ドアは手前側に膨らんだ形となるのです。 つまり、下の丸い円のスペースは、使用時にトイレのためのスペースとなり、未使用時に構内のスペースとなるのです。 それに、《利用手間を減らす》機能も高いです。車椅子の場合、一般的な施設だと、@ドアの前で止まるAボタンを押してドアを開けるB中に入るCボタンを押してドアを閉める、という4つの作業が必要になりますが、この施設は、@ドアの前で止まるAボタンを押す、の2つの作業ですみます。 確かにムダがないですよね。
|