![00030 男それとも女](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00030)
あるホテルのアメニティです。ホテルには、アメニティと呼ばれる、備品があります。シャンプー、リンス、歯ブラシなどです。私が泊まったこのホテルも、きれいに飾られていました。 アメニティってなんでしょうか。《宿泊用具を提供する》機能により《宿泊を助ける》機能や《宿泊を快適にする》機能があるのでしょう。 この部屋は、ツインでした。そのため、2人分のアメニティが置いてありました。と、ここまでは普通だったのですが、問題は数です。 手前(写真の下)から言いますと、綿棒が1つ、歯ブラシが2つ、シェーバが1つ、シャワーキャップが2つ、ヘアブラシが1つです。 とても、理解に苦しむ数ですね。まず、シェーバは男性が、シャワーキャップは女性が使うものと考えられます。どちらも、使いまわすことはないと思います。そうすると、宿泊客は、男性1名、女性2名ということでしょうか。いえいえ、ツインの部屋ですから、そんな想定はありえません。 では、男性がシャワーキャップを使用するのでしょうか。これは、想像したくありません。だったら、女性2人の場合を考えているのでしょうか。これは、考えられるかもしれません。その場合、シェーバは無駄になりますね。だったら、男性2人という想定をしておくことも必要です。 実は、ホテルによっては、シェーバが2つあるツインルームもあります。男性二人も当然ありえますね。 ホテルのアメニティは、どのような客が入るのかを想定して用意しておかなければなりません。客に、アメニティの不足を申し出られたら失格でしょう。無駄を覚悟であらゆる客を想定するか、申し出を覚悟で一般的な客に絞るか、難しいところですね。 結局このホテルは、どのような宿泊客を想定したかというと、後でわかりました。男女1人ずつでした。女性2人も、男性2人も想定していませんでした。 実は、宿泊客にあわせてアメニティの数を、一部屋一部屋変えているのですね。なるほど、手間はかかりますが、《宿泊を快適にする》機能は確実に達成することができますね。
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