![00021 熱で溶けるドライヤー](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00021)
出張で止まったホテルで見つけました。このドライヤー、先のほうが熱で溶けているのです。「誰がこんな使い方をしたのだろうか。みんなが使うものだから大切に使ってもらいたいものだ」と、初めはそう思いました。 でも、ドライヤーを壁に戻そうとした時に、溶けた理由がわかりました。 このドライヤーは壁にあるホルダーに上向けに収納するようになっています。収納することで、ドライヤーの口はふさがりホコリが入らないようになっています。つまり、《清潔さを保つ》という機能と、《見た目を整える》という機能があるのでしょう。 しかし、使用後すぐに戻せば、ドライヤーの先の熱はこもったままになります。《熱を逃す》機能が必要なのに、備わっていないのです。そのため、先が直ぐに溶けてしまったのでしょう。全くの製品開発のミスです。 不良品ですね。 このようなドライヤーを作った技術者は、実際に試さなかったのでしょう。もし仮に、試していたとしても、数秒使って戻す程度だったと思われます。実際の使用状況は、数分使っては戻し、数分使っては戻しの繰り返しだと思います。 もし、使用者の立場で開発していれば、このような製品は生まれなかったことでしょう。
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