![00016 クネクネ手すり](ve_door_img.php?sdasrt8aserasdlfk73rawe=00016)
なんだこりゃ〜!思わず声が出てしまいました。ある市役所の階段についていたこの手すり、明らかにクネクネしています。 一般的に手すりには、《昇降を助ける》機能が求められます。健常者の人は、手すりを使わずに自力で昇降できるでしょうが、身体の不自由な方にとって手すりは重要なものです。 このクネクネ手すりには、どのような機能があるのでしょうか。私は、何度も昇り降りをしてみました。 昇るときは《指を引っ掛ける》ために手すりは鉛直に近い方がよく、降りるときは《身体を支える》ために手すりは水平に近い方がいいのです。 この手すりは、その両方の機能を満足させることのできる画期的な手すりです。手首に負担が少なく、握力の余りない人でもつかまり易い手すりです。 製作には手間もかかるでしょう。購入には金額も割高になるでしょう。それでも、使用者の立場で考えて設置されているところは、まさしくVEの原則の「使用者優先の原則」そのものです。先入観や固定概念にとらわれず、すばらしい製品だと思います。
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