横田尚哉
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海外レポート20060710
VEを事業最適化に活用
(建設通信新聞20060710掲載)
VE界の一大イベントVE国際大会
サバンナ市は、アメリカのジョージア州の東端の大西洋に面したアメリカ独立時からの古い歴史のある美しい街である。そのサバンナで、6月5〜7日に米国VE協会(SAVE)が行うVE国際大会が開催された。アメリカ、韓国、日本、中国、イギリス、カナダ、ハンガリー、クウェート、サウジアラビア、オランダ、オーストラリアなどから、総勢248名が参加し、43の発表と10のフォーラムが行われ、他にも多くのセミナーが同時開催される、VE界の一大イベントである。政府関係、建設業、製造業問わず、あらゆるジャンルから最新の情報と人が集まり、日本の公共事業にとっても役に立つ情報がたくさんあった。横田尚哉も、日本の公共事業に設計VEの導入してきた立場から、効果的、効率的な導入の手順とノウハウの発表を行った。さらに、今回は大会期間中および終了後に幾つかの州政府交通局と取材を行っており、それらを含めた米国における現状と最新情報を報告する。
DBにVEが融合
取材した交通局は、フロリダ州、バージニア州、ワシントン州、ジョージア州、そしてカナダのオンタリオ州である。短い開催期間であったが、内容の濃いインタビューができ、アメリカやカナダの公共事業VEの優れている点と、今抱えている問題を知ることができ、日本の公共事業に活かせる内容が多かった。取材の他に、建設フォーラムや道路交通フォーラムで議論された内容も含めて報告する。日本からは横田尚哉の他に、地方自治体では先駆けて設計VEを導入し成功している大分県にも参加してもらい、互いの情報交換も同時に行った。それらを通して特に、注目する点は、デザイン・ビルドとVEの関係と、VEを適用する目的である。
道路交通フォーラムでは、バージニア州、ワシントン州、フロリダ州などが参加し、米国デザイン・ビルド協会(DBIA)も参加した。DBIAは、昨年6月にSAVEと調印し、デザイン・ビルドのプロセスにVEが組み込むことを決めた。そして話題は、そのプロセスとガイドラインに関するものであった。ガイドラインは現在、出来上がったドラフトのレビューをしている段階であるという。また、DB契約の前にVEを実施する方法と、DB契約の後にVEを実施する方法で熱心な議論に別れ、VE提案の所有者が誰なのか、あるいは契約前に行われたVE提案を契約者が受け入れることが出来るかどうか、などの課題が挙げられた。共通認識としては、VEはコスト削減を目的とするだけではなく、事業そのものの最適化に活用すべきだという意見である。
VEで事業を進めやすく
フロリダ州では、VEを儀式的に行うのではなく、プロジェクトの本質を確かめるために行っている。そのため、詳細設計よりも予備設計での適用にシフトし、さらに、対象事業の範囲を広げるとともに、1つの事業のVE適用回数を1回であったものを複数回の適用に変更したそうだ。その結果、年間50件から60件のVEワークショップを行うようになったという。
ジョージア州でも、機能要求を満たしながらより良い案を作るために数回のVEに取り組むようにしている。1回のVEでは5日〜10日間の「集中方式」とよばれる方式を採用することもあるそうだ。このようにVEを行うことで、関係者のコンセンサスを得ながらコンセプトを設定することができ、時間の節約になっているという。いずれの州もメンバーは、VE専門家、発注者、設計者により構成され、時には住民をいれることもあるという。
オンタリオ州では、VE適用の目的を、コスト効率を高めることと事業内容を決定することの2つだと断言する。特に、事業コンセプトの決定には、事業内容の決定にはVEが重要であるという。バージニア州では、VEは簡略化せずに丁寧に行い、VE適用の目的は、コンセプト設定のためでしかないとまで言い切っている。
コスト削減から事業改善へ
横田尚哉も日本の公共事業発注者にVE導入を進めている。VEをコスト削減として捉えるのではなく、公共事業の最適化や発注技術者の意識改革の効果を重要と考えている。その点では、アメリカの発注者とまったく同感である。日本の場合は、コスト削減を最優先課題として緊急的に対応してきた背景もあり、多くの場合「VE=コスト削減」として認識されたが、これからは「VE=事業改善」として定着させていく必要があると強く感じた。そして、アメリカの発注者は、自らが主体的にVEに取り組み、設計を改善するのではなく、事業を改善するために努力しているということを強調しておきたい。
横田尚哉は、今後も日米のVEの橋渡しを担っていくつもりである。今後も、より良い公共事業の実現に向けて賛同いただける発注者と共に、あるべき姿を目指していきたい。日本VE協会は、11月にVE全国大会を開催する。是非、日本のVE最前線にも注目していただきたい。
248人が集まる会場風景
米国VE協会会長と横田尚哉(右)
フロリダ州交通局との会談
発表する横田尚哉
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