大分県庁は、日本の公共事業へのVE導入に成功した初めての県と言えるでしょう。
県民の視点に立ち、県民のための公共事業を考え、公共事業の価値をより高めるために、2004年度よりVEが導入されました。大分県における設計VE導入についてはこちらをご覧ください。
この取組は、単に個々の事業を対象とするのではなく、大分県の土木事業を対象としたシステムとしての導入です。公共事業そのものをマネジメントするVM(バリュー・マネジメント)です。
全国の地方自治体から「大分モデル」と呼ばれ、先進事例としての視察訪問も数多く行われました。
2007年10月には、日本VE協会からマイルズ賞特別賞を受賞するという栄光を得られ、内外にそのすばらしい導入と適用が認められました。大分県のプレス発表記事はこちらをご覧ください。
(広瀬知事の定例記者会見2007年10月1日より)
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それから土木建築部の方でバリューエンジニアリングということを一生懸命やっているのは皆さんご存じのとおりだと思いますが、今度これが大変評価をされまして、「マイルズ賞特別賞」というものをもらうことになりました。
マイルズ賞というのは日本バリューエンジニアリング協会が、このバリューエンジニアリングの普及を図ろうということで、創始者であるローレンス・D・マイルズ氏の名前を冠した賞を設けたということでございます。なかなか知らない人は知らないのですけども、知っている人にとってみると大変な賞だそうでございまして、これまで東京都、それから中部国際空港、あるいは国土交通省関東地方整備局が受賞して、大分県が4番目の受賞ということでございます。
結構、大分県のバリューエンジニアリングが全国で評価をされていまして、私もマイルズ賞の名前も知りませんでしたし、そんなに評価されているということも知りませんでしたが、ぜひ皆さんも見直してやっていただきたいと思います。
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こちらの動画でも見ることが出来ます(10分15秒付近)
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もちろん、横田尚哉は導入当初から支援し、必要な考え方やテクニックを惜しげもなく提供してきました。
導入当時の大分県庁の担当者、中村充宏氏との共著の論文「公共事業へのVEシステム導入に関する提案」は、2005年9月のVE全国大会では優秀論文賞に輝き、また、2006年6月のVE国際大会で入選、発表する栄光にも恵まれました。
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