公共事業は、私達の生活や経済活動を支えてくれています。 しかし、たまに「なんで、こんなところに道路が必要なの?」とか、「だれが、この施設を利用するの?」といったものを見かけることがあります。 今は、画一的に多量生産していた昔の時代と違い、ワンランク上の公共事業を目指していかなければなりません。 例えば、山の中の歩道。こんなところを誰が、歩くのでしょうか。歩道を作るために、大切な自然が切り取られています。 また、ある例では、立派な河川を30年もかけて作ろうとしています。果たして、氾濫の多いその地域に、住民の方は、30年も住み続けて待ってくれるでしょうか。 ファンクションをしっかりと見据えて、必要なところを重点的に、不必要なところを縮小して行かなければなりません。 「基準で決まっている」とか「ここだけ特別なことはできない」とか言う考え方は、もう古いです。使う人の立場にたった公共事業を徹底的に追求する。これが、ワンランク上の公共事業です。 横田尚哉は、全国各地で、公共事業にファンクショナル・アプローチを適用することを働きかけ、すでに総額2000億円のコスト削減を見つけ出すことができました。
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